★駅前の道路を塞ぐ下駄の音

阿波踊り.png

大塚阿波踊り(豊島区)

★定刻にサンバは終わる微熱あり

カーニバル.JPG

浅草サンバカーニバル(台東区)

第16回いけせん誌上句会

[第6回東京池袋川柳会(いけせん)誌上句会]

 

募集期間  2017.11.10〜2018.1.10

投句総数  914句

主  催  東京池袋川柳会

後  援  (一社)全日本川柳協会


 

●題と選者

題 [ 自由 ] 杉山昌善 選

入 賞 入 賞 句 雅 号
特 選  鳥一羽離して手足かるくなる  米山 明日歌
秀 作
 ひらがなの様な気分にさせる風呂  北村 純一
   しばらくは自由でいたい足の裏  平井 松風
   何時の日か肩甲骨は羽根になる  伊藤 正美
   弱虫の心の底にある自由  大本 工
佳 作
 傷癒えて見上げる空の青きこと  下江 悦子
   自分からエデンの園を出たのです  渋谷 史恵
   オシドリも別行動で伸ばす羽
 小熊 泰子
   猫として生きるためなら努力する
 長峯 雄平
   奔放な矢印天を指している  白瀬 美智男
   あの頃は自由を謳歌した眉毛  田崎 信
   部屋の鍵しめて自由を夢みてる
 岡田 弘子
   わが道を行く肩書きのない名刺
 渡辺 勇三
   散らかった自由集めて待つ天寿  青山 三休
   渡り鳥自由なようで群れて飛ぶ  幅 茂
   日の丸の上下左右もない平和
 黒川 周平
   かまぼこを縦に切ってもいいじゃない  藤井 京子
   切れている鎖気づいてない犬  伊東 真
   天の川渡り逢いたい人に逢い  川村 均
   唐突に自由なメイクする深夜  藤田 留美子

●総評

「自由」、形の見えない題でしたので、 「自由」とは何かを十七音字で、説明する句が多かったです。 定年後の時間、妻の留守、籠の鳥…、また、自由と責任をセットにし、道徳的、倫理的な表現も。 その点、「 自由」は、標語やスローガンになりやすい題だったかもしれません。今回のポイントは、 「 自由」をどのような具象と組み合わせて、自分の心情を吐露するかです。佳句の皆さんの具象の バラエティをお楽しみください。    

●選評

特選

鳥が大空へ自由に飛び立つという発想が多かった中で、一羽の鳥を自分から切り離すという人間の視点がお見事。「 放す」ではなく「 離す」に、濃密な密着からの開放を感じます。

第14回いけせん誌上句会

[第5回東京池袋川柳会誌上句会]

 

募集期間  2015.7.15〜2015.8.31

投句総数  962句

主   催  東京池袋川柳会


●題と選者

題 [ 笑う ]  辻直子 選

入 賞 入 賞 句 雅 号
特 選  笑うこと忘れた部屋に飯運ぶ
 平井 松風
秀 作
 自らを笑い切れないコメディアン  伊藤 弘子
   にが笑いしてタンポポになってやく  門脇 かずお
   五センチにカステラを切るグフフフフ  遠藤 ゆかし
佳 作  いつからか目と目で笑うあの二人  上池 五郎
   渋顔で爺が出かける笑いヨガ  鈴木 則子
   もみじの手笑いの渦を持ち歩く  宮井 裕明
   下手なほどヒーローでした福笑い  三好 光明
   ロボットとオテテ繋いでユートピア  阿部 和己
   おばちゃんが笑う毒舌バスツァー
 吉川 勇
   散歩中独笑独吟救急車  二見 順雄
   初対面笑い皺見てほっとする  吉岡 和生
   出演者だけが笑っているテレビ  湯浅 勝史
   笑えない現(うつつ)を笑うふざけた世  草道 久幸

選評

特選及び秀作

[自らを笑い切れないコメディアン]

笑うという題で人間の切なさ、哀しさをうたっているところがスゴイです。

秀作

[にが笑いしてタンポポになってゆく]

句の中に自分がいて自分を見つめている。

[五センチにカステラを切るグフフフフ]

わかりやすくカステラ好きの嬉しそうな顔が浮かぶ。

 

●題と選者

題 [ 笑う ]  田岡弘 選

入 賞 入 賞 句 雅 号
特 選  一億の総活躍は笑顔から
 早雲 まち子
秀 作
 いつまでも笑う鏡でいてほしい  井田 あさみ
   南窓笑顔が透けるまで磨く  小田中 準一
   マドンナの笑窪に潜む落とし穴  井関 由香里
佳 作  天井のしみの笑いに笑み返す  野村 陽子
   ふるさとに笑えぬ場所がひとつある
 青山 三休
   にが笑いしてタンポポになってゆく  門脇 かずお
   人間をずっと笑っている鸚鵡  迫 好子
   父ちゃんと母ちゃんが笑い子が笑う  白石 敬冶
   アルバムの笑わぬ顔が私です  青山 一休
   思い出し笑いしている日向ぼこ  永井 清治
   通信簿5より嬉しい「よく笑う」  松永 智文
   お茶の間の笑いスイッチ孫が押す  金子 秀重
   人知れず笑い続ける深海魚  長峯 雄平

●選評

特選

スケールの大きな佳句だと思います。一億の総活躍には、やはり一億の笑顔が必要ですね。

秀作

[いつまでも笑う鏡でいてほしい]

作者は、きっと笑顔の絶えない人生を送られる事でしょう。

[南窓笑顔が透けるまで磨く]

南向きの明るい窓、笑顔を見せて・見せられたらいいですね。

[マドンナの笑窪に潜む落とし穴]

トップバッターの句ですが、川柳らしい佳句だと思います。男性への警鐘ですね。

第13回いけせん誌上句会

[第3回東京池袋川柳会誌上句会]

 

募集期間  2016.2.10〜2016.5.30

投句総数  1037句

主   催  東京池袋川柳会


●題と選者

題 [ 燃える ]  松橋帆波 選

入 賞 入 賞 句 雅 号
特 選  「会いたい」を燃料にしてペダル漕ぐ  足立 有希
秀 作
 恋してるうさぎの耳は燃えている  吉川 勇
   向かい風 燃えれば燃えるものですね  神奈 伊知郎
   燃えないで下さい明日が辛いから  上池 三郎
ジュニア部門入賞  好きなこと心が赤く燃えている  中学二年/宮沢 真彩
佳 作
 ゆっくりと指から燃えて行く嫉妬  青山 一休
   嘘つきな指が一本燃えている  東 十郎
   ペンを持つ静かに燃えている言葉  岡本 恵
   朝夕に脂肪を燃やすスニーカー  SAMU
   IH燃えているのかいないのか  渋谷 史恵
   燃える場所ここよと君に導かれ  井関 由香里
   失言を燃料にするツィッター  小松 真人
   火事よりも野次馬を呼ぶスキャンダル  松永 智文
   目ん玉に炎が映り込んでいる  柳谷 益弘
   こすり過ぎ燃えて来そうなスマホかな  鈴木 章

●選評

総評

 「燃える」作品、1037作品を詠ませて頂き、心の底から「燃えたい」方が多いことに感銘いたしました。「燃える」から連想される事柄は、物理的燃焼 状態、またそれに比喩される精神状態、加えてその状態が進行しているさま、未然状態だが可燃性が高いさま等でしょう。「燃え尽き」てしまうと課 題から離れるかと思いましたが、たくさんの果敢なご投稿一句一句を丹念に鑑賞させて頂きました。残念ながら選考に残らなかった作品であって も、その思いは一人ひとりの大切な宝です。思いを大切に、次のチャレンジへ心を燃やしてくださいませ。

●選評

 特選句

坂道。寸時を惜しんで逢いに行く。深夜だろうか?など色々な状況が思い浮かびます。車や交通機関を使わず自転車でという点も若い 情熱を想起させます。[会いたい]という括弧を使った表記から、心の呟きや、溢れる情熱が吐かせる「会いたい」という言葉など、様々な場面を連 想させます。

秀作

[恋してるうさぎ]

ウサギはひとりぼっちでいるとストレスをためてしまう生物です。常に誰かと繋がっていたい。SNS全盛の今を感じます。 「耳」はLINE?Facebook?そんな比喩を感じました。

[向かい風]

追い風も向かい風も、炎を燃え上がらせるのに十分エネルギーを持っています。追い風は人に能力以上のものを与えます が、向かい風はそれを跳ね返すために通常以上の能力を搾り出すきっかけとなります。内からの力、人の可能性を感じさせる作品です。

[燃えないで]燃えないでと訴えているのですが、実は燃えているのです。そして燃えることを期待しています。明日辛いのだけれど、受 け入れてしまうのです。その辛さは日々の充足感に繋がります。人の業を感じさせる作品です。

ジュニア部門

 [好きなこと]

平易な表現でありながら、世代を問わず共有性が高い作品です。「赤く」は安直だけれども、「青く」「碧く」など奇を てらっていないところに好感が持てます。

佳作

[ゆっくりと指から]

ゆっくりと燃えていく嫉妬。やがて二次関数的に急激に燃え上がるのでしょうね。

[嘘つきな指が]

薬指でしょうか。いつもはめているリングが今日はありません。そんなドラマをイメージしました。

[ペンを持つ]

感情的にほとばしる言葉より、冷静に淡々と主張を積み上げる言葉のほうが伝達性が高いですね。

[朝夕に脂肪を]

一駅歩くという健康法をイメージしました。

[朝夕]と[スニーカー]

一日のメリハリを感じさせます。

[IH燃えているのか]

面白いです。「燃焼」という現象は起きていませんが、調理器具を通じてガスが点火しているのと同じような状態を生み出し ます。厳密には「燃えていない」けれど「燃える」という課題に投稿されたセンスを買いたい。

[燃える場所]

火スイッチ。言葉で「ここよ」というだけでなく、仕種や行動で導かれていく。連想を広げてゆくことで楽しめる作品。

[こすり過ぎ燃えてきそうな]

極端だけれど面白い作品。こういう中高生を見かけます。ゲームに燃えているのでしょうね。中には画面がひび割 れている子も。

[失言を燃料にする]

些細なことが些細なきっかけで騒がれてしまいます。謝罪したり修正したり、削除するとそれがまた燃料になる。他の可燃 物が見つかるまでは終わらないのです。

 [火事よりも]

世の中情報化社会ですから、居ながらにして野次馬になれてしまいます。

[目ん玉に炎]

マンガ、アニメでお馴染みの表現。目は口ほどにものを言いますからね。

 

●題と選者

題 [ 燃える ]  米山明日歌 選

入 賞 入 賞 句 雅 号
特 選  めらめらと二月堂から春が来た
 中村 宗一
秀 作
 定年を目前にして矢吹丈  猪口 和則
   ベテランのここ一番の引火点  大釜 洋史
   ゆっくりと指から燃えて行く嫉妬  青山 一休
ジュニア部門入賞
 負けたくない燃える心にうそつかず  中学二年/石井 里駆
佳 作
 燃え上がる歓喜忘れた四分音符  田岡 弘
   眼の中に恋燃えている曼珠沙華  吉川 勇
   がん告知燃える太陽揺れ動く  永嶋 幸一
   線香を燃やし一本線を引く  井関 由香里
   別れ際あなたの嘘が燃えている  風祭 鉢郎
   あきらめぬ好きなスパッツはく日まで  畑中 真理子
   なにもせず内臓脂肪燃える夢  若林 正伸
   あなただけ極楽鳥花の赤い口  くりこ
   うちの孫掴まりまり立に燃えてます  佐藤 昭雄
   燃えるまなざしで明日を捕まえる  勝又 恭子

●選評

ジュニア部門

[負けたくない燃える心にうそつかず]

素直な心の句だとおもいました。私と同じです。燃えるとは、自分、ある時には、他人にも負けたくないという気持ちだと思います。正直な心を詠んでいると思いました。

特選

[めらめらと二月堂から春が来た]

水取りの行事のことですね。めらめらと春が来る。という表現にぐ、ぐっと惹かれました。燃えるからの発想。みごとです。

[定年を目前にして矢吹丈]

立て、立つんだ。という声が聞こえてきました。

[ベテランのここ一番の引火点]

ここ一番。引火点。締まった句に。ベテランの味がでてました。

[ゆっくりと指から燃えて行く嫉妬]

体の末端。しかも、ゆっくりと。指から燃える。と言う言葉に、妙に納得いたしました。

第12回いけせん誌上句会

[第3回東京池袋川柳会誌上句会]

 

募集期間  2015.11.10〜2016.1.10

投句総数  724句

主   催  東京池袋川柳会


●題と選者

題 [ 味 ]  辻直子 選

入 賞 入 賞 句 雅 号
特 選
 落ちてたら拾っておいてねほっぺたを  井口 元美
秀 作
 憲法の第九条を舐めてみる  門脇 かずお
   縦皺が横じわになる酒を飲む  吉川 勇
   味の無いガムを噛んでる老夫婦  小林 功
佳 作
 定年後やっといい味でた夫  田崎 信
   いいもんだ味のある字の年賀状  石畝 秀隆
   駄菓子屋に昭和ロマンの味がする  早雲 まち子
   祖母の味「けえってこい」と我を呼ぶ  西戸 公香
   人間の群れに揉まれて来た丸み  上池 三郎
   変化球投げぬ老舗が守る味  稲村 誠一郎
   人は皆味覚党です党首です  藤木 光夫
   なりたいねひと味違ういい女  古賀 由美子
   真実に味付けをした武勇伝  岡野 満
   履歴書の隙間に生きた顔がある  遠藤 一喜

●選評

特選句

発想の楽しさ、表現法抜群です。中八ですが気になりません。

秀作

[憲法の]

始めて我が事として九条を感じている姿がうかがえます。舐めてみるのがいいです。

[縦皺が]

縦皺、横じわの目のつけどころがいい。さぞやおいしいお酒だったのでしょう。

[味の無いガム]

味の無いガムで味気のない老いの淋しさを表現していて上手い。

 

●題と選者

題 [ 味 ]  植竹団扇 選

入 賞 入 賞 句 雅 号
特 選  お袋の味ってなんだすっぱさか  あおきがく
秀 作
 男なんて芋とおんなじ煮ころがし  吉川 勇
   味の無いガムを噛んでる老夫婦  小林 功
   梅干しを口にふくんでにらめっこ  富田 幸雄
佳 作
 逃げはせぬ私の料理食べたから  葦乃原 光晴
   おつな味傷テープ入りハンバーグ  亀井 千代蔵
   逆さまに読ます屋台の隠し味  大釜 洋志
   スプーンの味の染み入るアイスクリン  高橋 和
   岩塩は深い太古の味がする  長峰 雄平
   小気味よいトライみてから初詣  猪口 和則
   変化球投げぬ老舗が守る味  福村 誠一郎
   味よりも色紙が自慢老舗店  石田 昇
   味探る舌の先にもあるエロス  千田 康司
   姑に味見頼むと嬉しそう  瀬尾 恵子

●選評

特選  

「ひとが口が酸っぱくなるほど言ってもちっとも分からん」と、愚痴る傍らで「ちっとも分からんの、そりゃ馬鹿かも知れんね」と、伯母は混ぜっ返した。親の意見と茄子の花は…なんてことに気づくのは、酸いも甘いも噛み分ける年頃を待たねばならぬ。

秀作 

男の料理なんて容易いもの。[芋の煮ころがし]のようなもんよ。煮ころがされて喜んでいる男の顔が見える。

味も色も香りも抜けて、残ったのは[ガム]そのものの味だけ。夫婦ともに同じ思いならば最高。

日本人に共通の認識を呼び起こさせる存在感のある[梅干し]を登場させて、見事なユーモア句。

第10回いけせん誌上句会

[第2回東京池袋川柳会誌上句会]

 

募集期間  2015.7.15〜2015.8.31

投句総数  353句

主   催  東京池袋川柳会


●題と選者

題 [ 充電 ]  辻直子 選

入 賞 入 賞 句 雅 号
特 選  「鬼平」を読み終え雨季を立ち上がる 
 奈良 浩
秀 作
 充電が切れてホントの僕になる  長峯 雄平
 
 抱き締める妻の背中が充電器  石橋 直樹
   ふるさとに抱かれて眠る二週間  古賀 由美子
佳 作
 窓際で準備進めるクーデター  梶 政幸
   充電はしないと決めて調子いい  惠良 正巳
   晩酌にもらう明日のエネルギー  田岡 弘
   ハンドルもスマホも離し一人旅  深谷 文喜
   敵であり味方でもある充電器  平井 煕
   缶ビール並ぶ姿はバッテリー  宍戸 由味
   スキンヘッド実は太陽電池です  佐々木 栄一
   腹ペコの電池ただいま食事中  岩嵜 誠治
   妻のナビ充電切れはいつだろう  岡本 計枝
   老いらくの恋で若さをチャージする  稲岡 俊一

●選評

特選句

[鬼平]

まず鬼平という具象があって駄目な自分を雨季と称し最後に立ちあがるでスカッとした気分にさせる

素晴らしい。

秀作

[充電が]

頑張り過ぎてる姿は相手にも負担です。自然体でガンバロウ!

[抱きしめる]

一心同体の妻に勝るものはなし。

[ふるさとに]

 企業戦士でしょうか?何もかも忘れてぐっすり眠って下さい。

 

●題と選者

題 [ 充電 ]  佐道正 選

入 賞 入 賞 句 雅 号
特 選  フル充電今日はたくさん話そうね  須山 恵美
秀 作
 充電も賞味期限も切れ気楽  宮尾 美明
   窓際で準備進めるクーデター  梶 政幸
   充電をしても動かぬ錆びた愛  岡田 弘子
佳 作
 ストレスにぼんやりという充電器  柳谷 益弘
   ふるさとの風を心に蓄える  福島 敏朗
   泣いた日はあなたの胸が充電器  長峯 雄平
   それぞれに充電の場所持つ夫婦  青柳 婦美子
   うちの部下いつも充電しっぱなし  西垣 力徳
   濡れ落ち葉趣味を見つけて天日干し  上野 浩子
   充電をしてはどうかと肩叩き  松永 智文
   ショートして終わったロングバケーション  佐々木 恭司
   電力も作れると風自負を持つ  吉川 勇
   枯れそうな時はひたすら映画観る  井関 由香里

●総評

「充電」という題は、意味がある程度限定されて発想が拡がりにくいせいか、同想句・類想句がたくさん見られた。その中で選をするとなると、どうしても表現(プラスリズム)の巧拙が勝負ということになってしまう。発想の面白さで本当は選びたいところであるが、今回はなるほどと思わせる表現の上手い句が中心となった。また、そういう意味でも、少なからずあった中八・下六の句はどうしてもリズム感に欠け、結果的に全没となった。全353句より第一次選で49句に絞り、最終的に上記の選となった。14句には、同想・類想のある句もあったが、すべて作者の思いが伝わってくる句ばかりで、表現・リズムとも問題のない句ばかりであった。

●選評

特選句

[たくさん話そうね]

作者の思いがいっぱい詰まっており、心温まる思いで、直に共感できた。誰と話をされたかわからないが、きっと楽しい一日を過ごされたことだろう。

秀作

[充電も]

定年後の充電を詠った句はたくさんあったが、みんな充電のし過ぎを詠っている中、充電が切れたと詠ったのに目を引かれた。老境を嘆いたりカラ元気を出したりするのでなく、「気楽」と考える恬淡の境地に好感が持てた。「軽み」のある佳句である。

[窓際で]

窓際族が充電している句もいくつかあったが、この句は「クーデター」を持てきて、ドラマ性を出してきたのがよかった。逆境にいるサラリーマンの野心がよく捉えられている。同想から抜け出るにはこういった一ひねりが大切になってくるのだろう。

[充電を]

この句は「錆びた愛」が出色。夫婦も長くやっているとこうなってくるよと共感でしつつ、つい笑ってしまう。こういうひねくれた句も川柳の持ちの一つである。

第8回いけせん誌上句会

[第1回東京池袋川柳会(いけせん)誌上句会]

 

募集期間  2015.3.1〜2015.4.30

投句総数  452句

主  催  東京池袋川柳会


 

●題と選者

題 [ 咲く ]  田岡弘 辻直子 迫好子選

入 賞 入 賞 句 雅 号
特 選  海原に知覧の花は散って咲き  佐々木 恭司
秀 作
 隙間でもわたしの場所で凛と咲く  中川 潔
   桜咲く季節は妻もトラとなる  黒飛 義竹
   花吹雪心の扉開けておく  井関 由香里
佳 作
 ときめきは満開よりも三分咲き  岡野 満
   開花予想トップニュースなる平和  小川 文子
   天井の花真夜中に咲いて散る  門脇 かずお
   自分史のところどころに咲く桜  高橋 まりえ
   遅咲きでいい笑顔になれるなら  林 守郎
   君が咲く卒業写真忘れない  平井 煕
   遅咲きの苦労をためた貯金箱  岩崎 誠治
   サクラサク聞いて走るよ金策に  林 泰子
   サボテンも花咲かせたい夜の街  千田 康司
   笑顔咲く親子三代盆の膳  赤羽 慶正
   面影を映し花咲く神田川  中野 弘樹
   喜びの咲き乱れたる黒揚羽  谷口 祐太朗
   遅咲きの今が学びの適齢期  小熊 泰子
   花の香を凛と放って少女羽化  杉本 湘路
   徘徊の母が持つ手に桜花  井内 雅仁

●選後感想

春という季節柄桜に関連する句が多かったです。 

蕾から満開になりやがて散る… 沢山の表現が有りました。

●総評

特選句

本当に悲しいことですが、知覧から飛び立ち青春を散らせて見事に咲きました。

日本の国民の心の中には、いつまでも咲いていることでしょう。

秀作

[私の場所で咲く]

意志が光っていました。

[トラ]

昔は花見で大トラになるのは男ばかりでしたが今や女性も負けずに大トラに!

色々な意味で男女同権の世の中になりましたね。

[花吹雪]

その気持ちが大事です。きっと心の中も華やぐでしょう。

第15回いけせん誌上句会

[第3回マンション川柳誌上句会]

 

募集期間  2017.5.10〜2017.8.31

投句総数  815句

主  催  東京池袋川柳会


●題と選者

題 [ マンションライフ ]  平井煕&スタッフ 選

入 賞 入 賞 句 雅 号 府 県 名
特 選  挨拶は棋士の気分で先手うつ  柳谷 益弘  静岡
秀 作
 ベランダに棚引くシーツ鯉のぼり  小野 史  東京
   子ども用自転車増えて活気づく  西 幸博  熊本
   ベランダで気づいた人が叫ぶ雨  田崎 信  東京
佳 作
 ついに来た挨拶せよとなる規約  上池 一郎  東京
   お裾分けここに昭和は生きていた  奥田 益也  東京
   唸るなよもう三年のお付き合い
 赤羽 慶正  東京
   泥棒さん弾いてしまう「こんにちは」
 白石 敬次  埼玉
   心までオートロックの無関心  山野 大輔  大阪
   下界這うクルマは蟻の行列か  八木 比呂子   愛知
   年賀状マンション名が書ききれず
 小林 功  千葉
   鰯雲手を伸ばせば取れるかも  桑原 智恵子  大阪
   挨拶の先が続かぬエレベーター  上條 直子  東京
   くじ引きで役員決める春になる  関根 悟  埼玉
   覚えてくれて居たんだ部屋番号  高松 七郎  東京
   ベランダにエコカーテンの天の川  森 智子  広島
   上京の親に自慢の夜景見せ  眞鍋 信二  愛媛
   華だけは絶やすこと無いワンルーム  トラ治郎  埼玉
   エレベーターどっと吐き出す月曜日  椎名 八郎  東京

●選後感想

今回のテーマがマンションライフ(挨拶、交流、ペット)ですが挨拶の句が圧倒的に多かったです。

●選評

特選

先手必勝を棋士に例えて挨拶をすることのタイミングを良く組み立てていたと思います。

秀作

三句ともマンションライフの生活感を良く詠んでいると思います。

第7回いけせん誌上句会

[第2回マンション川柳誌上句会]

 

募集期間  2015.2.15〜2015.4.30

投句総数  1242句

主  催  東京池袋川柳会


●題と選者

題 [ マンションライフ ]  松橋帆波 選

入 賞 入 賞 句 雅 号 府 県 名
特 選  ベランダに一族招き見る花火  渡会 克男  千葉
秀 作
 時流れ絶滅危惧種ホタル族  吉田 誠一  神奈川
   老朽化マンション理事の高齢化  石畝 秀高  滋賀
   キー忘れ人待ち散歩三周目  小松 真人  大阪
佳 作
 晴れた日は各戸競演布団干し  田村 美穂  神奈川
   会う人は名前知らずに顔見知り  岡田 弘子  神奈川
   ベランダのバラが地面を知りたがる
 本田 しおん  東京
   孫できて上の足音許す父
 中尾 文子  長崎
   大都市はマンション同士背比べ  新免 ヒロキ  大阪
   ベランダに夫婦で咲かす四季の花  江口 徹   埼玉
   千鳥足オートロックに締め出され
 小林 功  千葉
   マンションのお色直しは金かかる  島立 隆男  東京
   ベランダに我が家と判る花を植え  梶 政幸  千葉
   挨拶で不審者弾く管理人  長峯 雄平  東京

●総評

特選

[一族]

という表現に集まった顔ぶれやそこで交わされる会話など様々な情景を読み手の年代、性別によって連想するイメージが変わる点を評価しました。

秀作

現代の話題としてのマンションの老朽化、住民の高齢化ここに[理事]という言葉をつかうことでリアリティーが増しました。[人待ち散歩]はオートロックにお住まいの方なら誰でも頷く情景でしょう。[周目]という頃合もちょうどいいですね。[タル族]に関しては最近は本当に減りました。ベランダでの禁煙を掲げるところもあると聞きます一時期流行した言葉ですが[絶滅危惧種]作品は見事に「今」を表現しています。

佳作

様々なマンションライフが表現されております。御夫婦で咲かす花には穏やかな老後を感じました。都会の超高層化はこれからも進んでいくでしょう。[挨拶]に人と人との潤滑油だけでなく不審者対策という側面があることの気づきは素晴らしいです。ベランダの植物を擬人化し[地面を知りたがる]とした表現上手いです。布団干しを[各戸競演]表したセンスはお見事です。オートロックに締め出されるほど酔っては困りますがセキュリティの厳格さを思いました。生活音に対する作品で[孫ができて許す]という見つけがよかったです。マンションの各戸、外見は同じですから[我が家と判る花]はなる程と納得です。マンション修繕に関する表現として[お色直し][金かかる]は本質をついていますがユーモアが感じられます。[名前は知らないが顔見知り[という現実。マンションライフとして頷いた方が多いのではないでしょうか?

第5回いけせん誌上句会

[第1回マンション川柳誌上句会]

 

募集期間  2014.11.1〜2015.1.31

投句総数  532句

主  催  東京池袋川柳会


●題と選者

題 [ マンションライフ ]  平井煕&スタッフ 選

入 賞 入 賞 句 雅 号 府 県 名
特 選  マンションも妻も手入れは怠らず  杉本 湘路  神奈川
秀 作
 ベランダの向こうにもいるホタル族  小田中 準一  千葉
   ネクタイが行き交う朝のゴミ置き場  小金 奈緒美  埼玉
   ベランダに菜園造る箱二つ  天狗  東京
佳 作
 勝ち組になったつもりで上の階  宇都宮 千端子  愛媛
   マンションが聖樹のごとくクリスマス  田岡 弘  香川
   役員と言われ喜ぶ定年後
 小見 伸雄  滋賀
   名前消し部屋番残す不法ゴミ
 廣田 和夫  大阪
   分別がいまだ分からぬ人とゴミ  大井田 雄策  東京
   ベランダで地産地消のエコライフ  甘利 健一   東京
   鍵一つプライバシーも守ります
 池田 功  神奈川
   ビルが建ち富士も花火も見えぬ窓  小林 功  千葉
   天空のタワーマンション雲と呑み  井上 英一  大阪
   マンションと親の老化にふと気づく  スマイル  静岡

●総評

日々の手入れを怠るとどうなってしまうんだろう?思わず頷いてしまいました。

全体的な投稿は最近のマンションという集合住宅の良さと困ったことについてが

多かったように見受けられました。

第11回いけせん誌上句会

[第7回ビジネス川柳誌上句会]

 

募集期間  2015.8.1〜2015.9.30

投句総数  1124句

主  催  東京池袋川柳会   株式会社ジャパン・イーグルス


●題と選者

題 [ ルール ]  平井煕&スタッフ 選

入 賞 入 賞 句 雅 号 府 県 名
特 選  ルールとは漢字で書くと「妻」になる  ペースかめ  大阪
秀 作
 もてはやし梯子を外す世のルール  K・U  福島
   ルール無き人生あらば覗きたい  風来坊洋二  埼玉
   靴を履く右足からと決めている  しげき  大阪
   約束のルールがひょいと牙をむく  羽崎 万歩  兵庫
   ルールには「表」「裏」「仮」がある  あいらむ  徳島
佳 作
 新ゲーム覚えた頃にもう次が  桑原 智恵子  大阪
  焼肉は家でしないと決めた妻
 最後の趣味  大分
   ただ一人ルール守って孤立する
 番茶  宮城
   ルールとはトップ破れば総崩れ
 金治郎  千葉
   ゴミ出しのミスをカラスに指摘され  若松 清隆  神奈川
   暗黙のルール通じぬ世代間  小野 史  東京
   原則と書いて例外含ませる
 むーむー  東京
   秘密保護お得意様が消えて行く  常盤 守郎  東京
   袖の下無理がすんなり通過する  ふわりねこ  東京
   縛るほど破りたくなるルールかな  たこぼうず  東京
   片足を残して線を越えてみる
 まこと
 京都
   いつの世もルール蹴飛ばす雲の上  宝来 龍一郎  千葉
   なあなあのルールで続くへぼ将棋  風蛙  千葉
   いくつものルール破りの親不孝  林 守郎  東京
   子を叱るコツを祖母から教えられ  鈴木 浩二  神奈川

●総評

特選

「ルールとは漢字で書くと」 

夫婦円満のコツはお互いの一線を踏み込まない事、家の事は全て任せて妻のマイルールに

準ずると言う事ですね!!

妻がルール…と言う句が多い中、例えの漢字と言うのが見事でした。

秀作

「もてはやし」

昨日までの定番もいきなり時代遅れかも、続かない今のルール。

「ルールなき」 

自由のようで結局全部自己責任のような。でもわくわくする。

「靴を履く」 

日常の癖なのかゲン担ぎなのかルールなのでしょうか?決めているのが面白い。

「約束の」

ある内諾を貰いながら手の平返しでしょうか!牙という一言が光っている。

「ルールには」

取りあえず様子を見ようって事は良く有りますね。

第9回いけせん誌上句会

[第6回ビジネス川柳誌上句会]

 

募集期間  2015.4.1〜2015.5.31

投句総数  1856句

主  催  東京池袋川柳会   株式会社ジャパン・イーグルス


●題と選者

題 [ 酒 ]  平井煕&スタッフ 選

入 賞 入 賞 句 雅 号 府 県 名
特 選  酒の友最後の一献通夜の席  荒井 千代子  新潟
秀 作
 宴席の昭和の語り部また去りし  清詩薫  三重
   饒舌の切符を買いに縄のれん  井関 縁  埼玉
   愚痴になる酒と知りつつ注いでやる  夢眠  岡山
   あと一本言わないうちに飯が出る  杉本 湘路  神奈川
   飲むほどにふくらむ夢とへそまわり  中年やまね  神奈川
佳 作
 大トラは朝は小ネコで丸くなる  日下部 佐知子  千葉
   酒を飲む無言の父の手酌受け  安藤 一明  長野
   しなだれる肩がほしいな独り酒
 そら  大阪
   飲むたびに酒に呑まれて友が減り
 久野 和春  愛知
   本心がチラリ顔出す酒の席  浮世っ子  愛知
   ボロ傘が最後に残る縄のれん  黒飛 義竹  広島
   酔うほどに自慢話の空中戦
 風まかせ  群馬
   余剰米日本酒にしてドル稼ぐ  トラ姫  愛知
   過疎の地も居酒屋だけは元気村  てぬき親父  茨城
   酒だって人を選んで呑まれたい  風蛙  千葉
   接待を終えて屋台で飲み直し
 小次郎
 山口
   名刺より酒でつかんだ得意先  だいちゃんZ!  大坂
   交友の広さ取り持つ酒の縁  泰任  千葉
   肩書きがとれて気楽な屋台酒  中野 雄介  大阪
   乾杯で一瞬消えるわだかまり  日輪草  埼玉

●選後感想

今回は酒と言う題のせいか、ひねりよりストレートな作品が多かったです。

その中で特選は、

「友との別れ最後の一献!」

と言う情景が浮かぶ作品を選ばせていただきました。

第6回いけせん誌上句会

[第5回ビジネス川柳誌上句会]

 

募集期間  2014.12.1〜2015.1.31

投句総数  1182句

主  催  東京池袋川柳会   株式会社ジャパン・イーグルス


●題と選者

題 [ 旅 ]  平井煕&スタッフ 選

入 賞 入 賞 句 雅 号 府 県 名
特 選  長い方選んだ祖母のパスポート  香月  千葉
秀 作
 一人旅要らぬマップと時刻表  小田中 準一  千葉
   勇敢の旅が作った人類史  八木 和枝  愛知
   次々と遺産名所で飽きぬ国  赤羽 慶正  東京
   地球儀をいつかいつかとまた回す  門脇 かずお  鳥取
   夕焼けに染まる二人のぶらり旅  天狗  東京
佳 作
 旅終えて心の傷も癒えている  田岡 弘  香川
   人生はネットもガイドもない旅路  吉岡 信幸  埼玉
   サスペンス同じコースを一人旅
 吉川 勇  大阪
   わが人生いまだ未踏の道半ば
 明日の風  埼玉
   かき捨てず記念に残す旅の  迦麟冬  東京
   林蔵は草履で日本地図を画く  八木 航  愛知
   旅バッグ嘘を潜ませ持ち帰る
 井関 縁  埼玉
   書き捨てた恥を拾いに行く行脚  佐橋 幸夫  岐阜
   春風に人も旅して花咲かす  金子 秀重  岐阜
   子ら巣立ち生命線を延ばす旅  杉本 湘路  神奈川
   財布まで解放感にひたる旅
 佐々木 恭司
 神奈川
   旅をして一期一会の意味を知る  平松 友美  静岡
   頂きに小石を置いてほくそ笑む  田村 美穂  神奈川
   旅先で家族特価の列並ぶ  本田 いづみ  東京
   欲望をちょっと胸に旅に出る  きんもくせい  大阪

第4回いけせん誌上句会

[第4回ビジネス川柳誌上句会]

 

募集期間  2014.8.1〜2014.9.30

投句総数  1037句

主  催  東京池袋川柳会   株式会社ジャパン・イーグルス


●題と選者

題 [ 顔 ]  平井煕&スタッフ 選

入 賞 入 賞 句 雅 号 府 県 名
特 選  ママの顔並ぶ園児のビカソ展  佐々木 恭司  神奈川
秀 作
 待ち受けの笑顔に今日も頑張れる  三上 武彦  東京
   見上げれば空の雲にも顔があり  井関 トラ雄  埼玉
   化粧品山ほどあって顔一つ  オクラの花  静岡
   街角を妻はオンナの顔でゆく  沈丁花  静岡
   芋と顔少し崩れた方が好き  近藤 真理子  東京
佳 作
 温泉に顔浸けまくる美人の湯  長戸 康幸  埼玉
   服よりも顔が決まらぬクラス会  松永 智文  愛知
   朝一の上司の機嫌顔に訊く
 坂本 直哉  千葉
   母さんの秘密の顔を知るスマホ
 長峯 雄平  東京
   笑顔ならタダであげますもらいます  チデンシンヤ  熊本
   社の顔とおだてられては利用され  石橋 直樹  三重
   花嫁の顔見ず終わる披露宴
 綾部 保知  茨城
   いつの間に拾った猫が店の顔  本 吉孚  神奈川
   それとなく妻の顔ほめ様子見る  高木 一男  大分
   売り場にて笑顔出し切り帰宅する  佐藤 千恵子  愛知
   家と外顔変え過ぎの我が夫
 永井 英昭
 大阪
   見えぬ顔信じて振り込む疎遠の世  田中 由美子  秋田
   今日の嘘ぺろり剥がす顔パック  札場 笑美子  東京
   鮮明に捕らえたカメラ総監賞  鈴木 浩二  神奈川
   外で見る我が子の顔は知らない子  宇徳 みなみ  徳島

第3回いけせん誌上句会

[第3回ビジネス川柳誌上句会]

 

募集期間  2014.5.1〜2014.7.10

投句総数  1000句

主  催  東京池袋川柳会   株式会社ジャパン・イーグルス


●題と選者

題 [ 夢 ]  平井煕&スタッフ 選

入 賞 入 賞 句 雅 号 府 県 名
特 選  本棚に夢をまだ追う世界地図  金子 秀重  岐阜
秀 作
 夢一つ夜間飛行に送り出す  種田 淑子  兵庫
   肩書きを脱ぐ日に向けて舵を取る  中川 潔  福井
   夢までも賞味期限が来てしまい  中村 宗一  奈良
   届かない夢が有るから生きられる  山縣 敏夫  山口
佳 作
 ポケットに収まる夢になった歳  大釜 洋志  徳島
   夢を持ちがんじがらめに縛られる  安藤 一明  長野
   オレオレに老後の夢を奪われる
 池田 功  神奈川
   叶わぬも嬉し恥ずかし恋夢路
 かすみ草  広島
   籠の鳥大空翔ける夢ばかり  本田 しおん  東京
   なぜ醒めるさあ今からと言う時に  宮田 賢三  兵庫
   寝るだけで何の資格も要らぬ夢
 眞鍋 信二  愛媛
   ネクタイと夢を結んだ入社式  ペパーミント  福岡
   十五夜に願いをかける  綾部 保知  茨城
   グランドのベンチに置いたままの夢  阿部 文彦  神奈川

第2回いけせん誌上句会

[第2回ビジネス川柳誌上句会]

 

募集期間  2014.2.1〜2014.4.16

投句総数  418句

主  催  東京池袋川柳会   株式会社ジャパン・イーグルス


●題と選者

題 [ 信用 ]  平井煕&スタッフ 選

入 賞 入 賞 句 雅 号 府 県 名
特 選  指切りを三分おきにせまる孫  林 紘史  千葉
秀 作
 信じてる言われハードル高くなる  雨森 茂喜  大阪
   信用のアシスト貰いゴールする  八木 和枝  愛知
   信じてる口止め後の胸騒ぎ  林 太郎  東京
佳 作
 接待で酒と信用酌み交わす  シロウ  静岡
   目の前の人を信じずネット見る  佳澤 直樹  長野
   顔パスで出入り自由の外回り
 渡会 克男  千葉
   客を呼ぶ正直そうで得な顔
 杉本 湘路  神奈川
   信じてるその言葉また邪魔になり  綾部 保知  茨城
   程々に信用しますアドバイス  渡井 由佳  静岡
   正夢を信じ切れずに御籤引く
 本田 いずみ  東京
   無礼講うっかり信じ無礼討ち  林 善隣  東京
   なつかしや出世払いと義理人情  渡辺 勇三  奈良
   我が会社不戦不滅と信じたい  井関 トラ雄  埼玉

第1回いけせん誌上句会

[第1回ビジネス川柳誌上句会]

 

募集期間  2013.11.1〜2013.12.28

投句総数  289句

主  催  東京池袋川柳会  株式会社ジャパン・イーグルス


●題と選者

題 [ ビジネス ]  平井煕&スタッフ 選

入 賞 入 賞 句 雅 号 府 県 名
特 選  やって見せ出来ずにそっと社長椅子  林 守郎  東京
秀 作
 無礼講信じて居場所見失う  田岡 弘  香川
   子の声が背中押しての勝ち名乗り  矢澤 一成  東京
   わが道を行く肩書きのない名刺  渡辺 勇三  奈良
佳 作
 栄転も左遷も同じ送る会  沢田 庄司  愛知
   仕事ダメ頭角発揮忘年会  長野 芳成  大阪
   酒の席仕事に見せぬ別の顔
 桑原 雄二  大阪
   営業マン得意な球種落ちる球
 井関 縁  埼玉
   同じ事あいつが言えばなぜ通る  田崎 信  東京
   どこまでが仕事なんだか自由業  ヒメ父  東京
   無礼講ハメと外した出世道
 石畝 秀高  滋賀

いけせん誌上句会(マスター)

[第1回東京池袋川柳会誌上句会]

 

募集期間  2015.3.1〜2015.4.30

投句総数  452句

主   催  東京池袋川柳会


●題と選者

題 [ 咲く ]  田岡弘 辻直子 迫好子 選

入 賞 入 賞 句 雅 号 府 県 名
特 選 海原に知覧の花は散って咲き 佐々木 恭二 神奈川
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       

 

●題と選者

題 [ 咲く ]  田岡弘 辻直子 迫好子 選

入 賞 入 賞 句 雅 号 府 県 名
特 選 海原に知覧の花は散って咲き 佐々木 恭二 神奈川
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       

会員募集

イケセンロゴマーク.png

いけせん句会及びいけせん蟻の会 会員募集


☆地域文化創造館生涯学習団体に登録


◎場所   東京芸術劇場(日)

      南大塚ホール 地域文化創造館(平日夜)

◎日時   毎月日曜日 午後1時〜

      毎月平日 午後6時30分〜

◎参加費  1000円


毎月句会報 年会費2000円

ご案内のチラシを用意してあります、事務局までお気軽にお問い合わせください????

↑チラシがご覧になれます

      

《阿部 裕治》埼玉県・川口市

☆幼子は蟻の目線で話かけ

☆時を経てあなたの嘘に手を合わせ

★夕暮れは母の手料理思い出す

★大祓い茅の輪くぐって呑みなおし

★女王蜂色恋なしでも子だくさん

★四十度超えた視点で見る景色

屋形船.jpg

屋形船(中央区晴海あさしお桟橋)

第23回いけせん句会

日時/2018年8月19日(日)

場所/東京芸術劇場 6階中会議室

当日の題と選者 特選は次の通り

○宿題

[にせもの(人・物)]松橋帆波選

とっぷりと偽物になる金曜日/沢渡隆

[似る]平井熙選

クレヨンで描いた似顔絵あったかい/林くに子

[人気]迫好子選

母性本能コチョコチョしては超人気/辻直子

○席題

[日記]沢渡隆選

踏み絵には出来ぬ二冊の恋日記/迫好子

[女房]矢澤一成選

女房の猫撫で声に肝冷やす/原田大吉

[互選句]

くたくたになって馴染んでくる下着 辻直子 9点句

  👇開催の各回をクリックすると入賞作品がご覧になれます
開催 募集期間 選者 投句数
第1回いけせん誌上句会 2013.11.1〜2013.12.28 ビジネス 平井熙&スタッフ 289
第2回いけせん誌上句会 2014.2.1〜2014.4.16 信用 平井熙&スタッフ 418
第3回いけせん誌上句会 2014.5.1〜2014.7.10 平井熙&スタッフ 1000
第4回いけせん誌上句会 2014.8.1〜2014.9.30 平井熙&スタッフ 1037
第5回いけせん誌上句会 2014.11.1〜2015.1.31 マンションライフ 平井熙&スタッフ 532
第6回いけせん誌上句会 2014.12.1〜2015.1.31 平井熙&スタッフ 1182
第7回いけせん誌上句会 2015.2.15〜2015.4.30 マンションライフ 松橋帆波 1242
第8回いけせん誌上句会 2015.3.1〜2015.4.30 咲く 田岡弘 辻直子 迫好子 452
第9回いけせん誌上句会 2015.4.1〜2015.5.31 平井熙&スタッフ 1856
第10回いけせん誌上句会 2015.7.15〜2015.8.31 充電 辻直子 佐道正 353
第11回いけせん誌上句会 2015.8.1〜2015.9.30 ルール 平井熙&スタッフ 1124
第12回いけせん誌上句会 2015.12.10〜2016.1.10 辻直子 植竹団扇 724
第13回いけせん誌上句会 2016.2.10〜2016.5.30 燃える 松橋帆波 米山明日歌 1037
第14回いけせん誌上句会 2016.11.10〜2017.1.10 笑う 辻直子 田岡弘 962
第15回いけせん誌上句会 2017.5.10〜2017.8.31 マンションライフ 平井熙&スタッフ 815
第16回いけせん誌上句会 2017.11.10〜2018.1.10 自由 杉山昌善 914
第17回いけせん誌上句会 2018.11.10〜2019.1.10
シニア川柳     自由吟
平井煕&スタッフ 3543
第18回いけせん誌上句会 2019.11.10〜 2020.1.10 第2回シニア川柳 自由吟 平井煕&スタッフ 4300

第1回いけせん句会梟の会

日時/2017年4月6日(木)

場所/池袋ホワイトハウスビル 第一会議室

当日の席題は次の通り

○席題

見る/互選句

合わせ鏡うしろの顔をじっと見る 吉川功 3点句

選ぶ/互選句

大きめの傘を選んで逢いにゆこ 井関由香里 4点句

第2回いけせん句会梟の会

日時/2018年8月6日(月)

場所/東京芸術劇場 5階小会議室

当日の題と選者 特選は次の通り

○宿題

[家]津田隆選

なるほどの快楽(けらく)隠れ家揺れやまず/平井煕

[言い訳]高橋通男選

新婚の遅刻 朝からとも言えず/松橋帆波

○席題

[生きる]関根悟選

指なめて諭吉数えて生きてます/松橋帆波

[一歩]平井煕選

あの日から一歩引けずに居る女/井関由香里

[互選句]

手に負えぬてるてる坊主辞表出す 原田大吉 4点句

電柱の影を頼りの炎天下 外澤篤郎 4点句