★火山灰わたしの色を変えました

☆たまに弾く僕のウクレレ同じ曲

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ハワイ島(ヒロ地区)

★サンセットあなたは誰を描いたか

☆携帯の電源切って鳩と居る

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オアフ島(ワイキキ)

第29回いけせん句会

日時/2019年2月17日(日)

場所/東京芸術劇場 6階中会議室

当日の題と選者 特選は次の通り

○宿題

[踏み絵]松橋帆波選

踏み絵のようにあなたとの子をうみました/辻直子

[不義理]辻直子選

もう五年友の夫を借りたまま/迫好子

[夫婦]平井熙選

酸い甘いかみしめあ・うん冬日びより/草野和子

○席題

[不安]沢渡隆選

病父の目は不安を超えて子に還る/迫好子

[ブス]迫好子選

あきらめることなかれゾンビの道がある/辻直子

[互選句]

工面して買った翌日五割引き 内田仲子 8点句

枯れてない証に嘘をついている 平井熙 7点句

長生きし何かいい事ありますか 原田大吉 6点句

子が巣立ち今では猫がかすがいに 吉田真一 6点句

第17回いけせん誌上句会

[第17回東京池袋川柳会(いけせん)誌上句会]

 

募集期間  2018.11.10〜2019.1.10

投句総数  3543句

主  催  東京池袋川柳会

後  援  (一社)全日本川柳協会 ・ 豊島新聞社

協  賛  (株)ジャパン・イーグルス


第17回シニア川柳入選作品発表

 

人生100年時代と呼ばれる中、

今後さらに人口ボリュームが増大するシニア層 をテーマにした。

第17回目となるいけせん誌上句会は

課題の「シニア川柳」に今年は3,543作品の応募を いただきました。

下記の30作品を入選作として選出しました。

 

 [ シニア川柳 ] 平井煕&スタッフ 選


「特選」

シニアにはもう刺さらない薔薇の棘  門脇かずお 鳥取

     年を取ると面の皮が厚くなると言いますが、薔薇の棘をも

     はね返す重鎮な心も持つようになって来たのかと思いましたね、

     そんな気持ちが伝わって来ます。

 

自分史を三日坊主が邪魔をする  菅澤正美 静岡

     自分史を語る時は上手くいった事、失敗した事は話せるが中々情け無い事、

     三日坊主で終わった事などは誰もが多過ぎて自分史の中では語りきれない

     ものですね。「邪魔をする」という言葉もぴったりと思いました。

 

もう一度恋もりんごもかじりたい  木村俊博 大阪 

     そうですね非常に素直な表現で納得しました。

     そしていまや無理かもしれないがそういう

     気持ちを誰でもが持っている事てすね。


「秀作」

武勇伝八割方は盛って言い  佐々木紀子 千葉

腰よりもへそが曲がって生きづらい 松永智文 愛知 

吉と凶違うポッケに入れて生き  小田中準一 千葉

音もなく足に忍んでくる老化  宮井弘明 徳島

飛べるはずだったんだよね水たまり  津田隆 東京


「佳作」

マジヤバイ孫の口癖使ってる  北内康文 徳島

近頃は忘れる前に覚えない  伊藤洋治 千葉

終活と就活迷うシニアかな   荒木誠治 北海道

e-爺と呼ばれて悪い気はしない  高野信夫 栃木

「オレオレ」が痺れ切らした遠い耳  鹿田正子 福岡

新元号昭和がさらに遠くなる  小熊泰子 東京

きねづかと言う名の裏技持っている   小形和美 栃木

昔日を美化して語る乾いた手 阿部文彦 神奈川 

格差より落差が怖い歳となり  松田清司 三重

献立を賞味期限で決める妻  斉藤隆 青森

家の中独りぼっちが二人居る  渡辺勇三 奈良

ルンバでも超える段差に躓いて  堀宗一朗 大阪

入れ歯はめ補聴器つけて口喧嘩  蛯原裕介 茨城

この春は脱いでみましょう老いひとつ  沢渡隆 東京

名画座のひとりで席をふたつ買う  上池一郎 東京

爺ちゃんはジュラ紀生まれと孫が聞く  小林功 千葉

気掛かりは仕事が趣味の定年後  原田大吉 埼玉

飴玉がこんなにうまいボランティア  林守郎 東京

聞き飽きたダンボの耳が錆びてきた   常盤柳次 東京

不足分振って加える万歩計  梶浦公靖 東京

かわいいが私は孫は育てない  古賀由美子 佐賀

どうしてもチラと目がゆく訃報欄  田岡弘 香川


総評

シニアとは「上級」「先輩」「先達」「年長者」を表す概念であり、

単に高齢者を表す言葉ではありません。

背景に、豊富な経験、 高い教養、リスペクトされる人々という意味を含んでいます。

「シニア川柳」とは、文字通り、豊富な人生経験に裏打ちされた、

知見、知識、見識を有する、「大人による、大人のための短詩文芸」と言えるでしょう。

今回、お寄せいただきました3543作品の多くが、シニアな輝きを放っていたことは、

とても素晴らしいことでした。

上位入選作品はどれも、一読明快でありながら、人生の機微を 語る深味を秘めています。

これからの人生100年時代、シニア人口の増加につれ、

素晴らしい一句が沢山詠まれてゆくことでしょう。

そして、100年先にも残る 一句が「シニア川柳」から、

世の中へ生み出されてゆくことを期待したいものです。

今回、惜しくも入選に掛からなかった作者の方々におかれましては、

この結果に懲りず、次回、次々回へのご応募を、よろしくお願いいたします。

最後に、協賛、広報いただきました、各人・各種団体の皆々様へ、御礼申し上げます。

ありがとうございました。

 

人生を紡ぐシニアの575  松橋帆波