第5回いけせん梟の会句会

日時/2019年8月7日(水)

場所/東京芸術劇場 5階会議室

当日の題と選者 特選は次の通り

○宿題

[煮込む]佐道正選

煮込んだらまだまだ食える親の脛/津田隆

○席題

[憎い]関根悟選

愛憎の目盛りが増して行く土曜/井関由香里

[雑詠]高橋道男選

野球部で水飲みできてうらやまし/泉谷つよし

????????いけせん誌上句会入選句発表 ????????

特選

命名の和紙に命を注ぎこむ(小林和喜子)

不自由の自由もちょっといいかもね(古賀由美子)

バーテンに小声でそっとシニア割り(津田隆)


 

2019年7月の入選句発表

[2019年7月の入選句発表

 

募集期間  2019.7.1〜2019.7.31

投句総数  108人 520句

お  題  [雨] [朝顔]

選  者  平井 煕

 


2019年7月の入選作品発表


題 [雨] 選後感想 

今年は特に長梅雨でした。 雨が降るという作品が多い中で 色々な雨が降る場面が浮かぶ作品を選びました。


[特選]

土砂降りを恵みの雨に残したい  岸保宏

 ☆毎年各地で豪雨による被害が多発しているが

   同じ雨の違いを表現した秀句である。  


[秀作]

不意の雨日傘の上で恋ダンス  佐々木恭司

 ☆急な雨に持っていた日傘で慌てている様子が 恋ダンスとは楽しそうです。

雨音が止むと広場に笑い声  香谷義行

 ☆雨宿りしていた皆が雨が止むと何故か 笑顔になって来るのが浮かびます

急な雨囲碁の敵(かたき)に傘を借り  渡辺勇三 

 ☆傘を借りたきっかけが次の対決にどう 影響するか楽しみですね。


[佳作]

血の雨が降るやもしれぬ午前様  角森玲子

雨垂れは私の鼓動石を打つ  小田中準一

予報より化粧のノリで当てる雨   渡会克男

雨の日の祝辞は雨をほめておく  沢田正司

甲子園雨がドラマを一つ足し  山野大輔

雨宿り恋が落ちてる筈がない  幅茂

罰当たり雨あめ降れふれもっと降れ  原田大吉

夕立に流してしまえ今日のウソ  岡野満

相合傘止んでますよのお節介  木村俊博

雨を待つ歌いだしたいトタン屋根  岡田弘子

どしゃ降りの雨やったんや君と僕  大塚一郎

大きめの傘を開いて会いに行こ  井関由香里

傘廻し声掛けられぬ帰り道  井上秀子

軒下で雨は苦手と雨蛙  沢渡隆

雨粒のようにぽつぽつ話す祖父  石関恵子

 


題 [朝顔] 選後感想 

お題が朝顔という誰もが直ぐにイメージが浮かぶので 

どうしても似通った作品が多かった中から花自身からの

気持ちを表した作品を選びました。 


[特選]

咲いて萎んで朝顔にある輪廻  加藤ゆみ子 

 ☆短い季節に咲く花の命を 詠んだ秀句です。


[秀作]

支柱越え朝顔はたと困り顔  田村美穂 

 ☆親を超えそうになった時 この先の不安がふとよぎったのか。

早起きの爺が朝顔苦手です  大塚一郎 

 ☆朝顔は何時に起きて花を咲かすのか? 早起きの方いますよね。

朝顔の蔓が行き先迷いだす  岡野満 

 ☆人間もいろんな道があると 迷う事多いですね。


[佳作]

干からびたアサガオに水まく茶碗  林くに子

朝顔とゴーヤで済ます涼と食  柳谷益弘

朝顔が起床ラッパを天に向け  小田中準一

みな美人朝顔市で迷う鉢  古賀由美子

猛暑でも朝は朝顔ぱっと咲き  渡辺勇三

朝顔が嫌になりそう今日の朝  原田大吉

ぐるぐると巻かれて耐えて開く花  鈴田浩二

貰い水朝顔だけは機嫌良い  池田功

鉢一つ何処へ行っても咲いてやる  上池二郎

団十郎つまらぬ見栄が浮き沈み  青山一休

夕方にしおれた顔はアサガオか  吉田正夫

夕顔にバトンタッチをして眠る  田岡弘

ぼくを見る萎む朝顔日暮れどき  沢渡隆 

暮れなずむ朝顔市にまだ迷う  岡本恵

朝顔の引き立て役になる自撮り  石塚秀夫

朝顔と一杯の水分けて飲む  福島敏朗

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